2015年6月1日(月) 映画は役に立つか

『一万年後の子供』。

テアトル新宿での上映は無事に終わりました。

日曜の夜遅くなのに、思った以上の盛況ぶりで嬉しかったです。

短い上映なのに、わざわざ見に来てくださり、本当にありがとうございました。

 

さて、トークで喋りたかった大事なことを喋れなかったので、ここに書きます。

 

今回の企画では、大村市の方にいろいろな協力を仰いでいるので、

人を紹介してもらうという場面が多々ありました。

そこで面白かったのが、意外と地元の人同士も、お互いの事を知らなかったというのが結構ありました。

てっきり地元なんだからみんな顔見知りだと思っていたら、まったくそんなことはなかった。

今回の映画を通して、お知り合いになった人達がたくさんいるんです。

これは、本当に大切な事で、このつながりによってコミュニティーは活性化していく訳です。

例えば、普段呼ばれない集まりに呼ばれたりする訳です。

 

自分の作る映画は何かの役に立つのだろうか?

ここ数年、ずっとそのことに悩み続けておりました。

口癖のように、「それ意味あるの?」などと言っては、人を不快にさせた事もあります。

それもこれも、映画を、特に自主制作をすることは、人に迷惑をかける事だと思っていたからです。

信じられないくらい安い給料、又はノーギャラで、何日もスタッフを拘束する訳ですから、

後ろめたさ全快な訳です。それだけの理由が必要な訳です。

 

でも、今なら断言できる。映画は役に立つ。

映画を中心に人が集まり、出会いがあるのだから。

内容とは関係なく、ひとまずそれで充分だと思いました。

映画を作ろうと言って、誰かが賛同してくれる限り、映画は撮られてしかるべきだと、強く思った次第です。

映画を上映する事も、同じ事。

もちろん、面白いかどうかはまったく別の次元の話ですが。


 

オリヴィエ・アサイヤスも映画についてこう言っています。

「疎外されていない集団作業が存在しうると僕には思えた」と。